「医師による無言検査にあぜん」、人間ドックでの子宮がん検診の採取に関する、先月の朝日新聞の記事をご紹介します。
人間ドックで子宮頸がん検査を受けた際に、何も言わずに脚を開かれ、器具を入れられる。そんな経験をしてしまったら、今後検査を受けたいと思えるのでしょうか?
産婦人科の診察台に座るだけでも、怖くて恥ずかしくて精一杯の中、無言でクスコやその他の検査器具を膣の中に挿入されたらどんな気持ちか、男性医師の方は想像できるのでしょうか?女性医師でも、あまりにもその仕事に慣れてしまって、患者さんのその気持ち、忘れていないでしょうか?
私自身、数年に一回は病院での検査を受けていますが、「では検査を始めますね」「触りますね」「器具入れますね、冷たく感じるかもしれませんがリラックスしてくださいね」「ぐっと押しますよ〜」そのような言葉、とっても救われます。無言でそれをされたら、ぎゅっと力が入ってしまっていろいろ痛いだろうなと思います。
アイラボの自己採取検査で子宮頸がん検査を受けてくださる方は多くいらっしゃいます。多くの理由は、恥ずかしい、めんどくさい、予約が取れない、診察台が怖い、といったことです。でもたまに、「病院で検査をして嫌な目にあったことがあって、もう病院では検査を受けたくないから」という方もいらっしゃいます。
自己採取のメリットは自分でできること。恥ずかしくないし、予約も待合室でも待たなくていい。自分のタイミングでできるから予約と生理のタイミングも心配しなくていい。誰にも見られないでできる。いいことはたくさんあります。
でも、病院や人間ドックで受ける子宮頸がん検査の一番のメリットは、産婦人科医によって内診や触診があるということ。これだけは、自己採取ではできません。
だから、病院で検査を受ける勇気のある女性は、ぜひ病院で検査を受けてほしいと思います。そのためにも、このような経験をしてしまう女性が一人でも減るように、このような「無言検査」がなるなることを願っています。
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