閉経後2年経った女性が、今回アイラボの「最新の子宮頸がん検査」を受けました。
今まで子宮頸がん検診で異常はなく、今回ハイリスク型のHPV検査を受けて、細胞診の異常もハイリスクHPVの感染も見られなければ、子宮頸がん検診からは卒業でいいかな、という思いで受けられたそうです。
子宮頸がん検診から卒業、ということはあるのでしょうか?
実際に、子宮頸がんのほとんどはハイリスク型のHPVの関連があるとされています。見つかりにくい、HPVには関係ないとされている子宮頸部腺がんも、実はハイリスク型のHPVの関連があるのではないかという研究も見られ始めています。
ただ、閉経後に心配になる子宮がんは子宮体がんへと変わっていきます。
ホルモンの変化、生理がなくなることから、子宮体部の細胞にがんができはじめても、排除することができなくなってくるからです。
もう生理がない、無くなり始めているのに、変な時に出血する。
古い出血(鮮血ではなく褐色の出血)がある。
そんなことがあったら、子宮体がんの検査を受けに行くようにしましょうね。
子宮頸がん検診は一般的には、閉経して、今まで細胞診検査での異常やHPVの感染がなく、今後うつる可能性もないと思われるなら、そろそろ心配は無くなってくるのかもしれません。
でも、まだわかっていないハイリスクのHPVもあるかもしれない。
そしてこれからは、子宮体がん検診がマストになってくる。
子宮頸がん検診の卒業ができるかどうか、子宮体がん検診をしていく頻度などは、かかりつけの産婦人科医と相談していくのがいいかと思います。
子宮体がん検診は自己採取ではできない検査です。
更年期が始まったら、そして閉経がきたら、安心して通えるかかりつけの産婦人科医を見つけると安心ですね。
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